画像のような藍九谷と呼んでもよい古伊万里 花唐草紋6寸皿 まだ花唐草の初期の図柄に見えます。 寛文～延宝期頃 1661年～1680年頃と推定されますが裏側を見ると釉薬から取り出した際の指の跡があり唐草紋も太い筆で簡潔に書かれています。藍柿との違いは整形が単純で厚作りでどっしりと重い事。使用するには安心できます。表の五弁花も藍柿の丁寧さに比べるても遜色ないほど丁寧に書かれているが濃淡は無い。裏銘の太明年製は幅広く長く使用された銘となります。上手な品に書き込まれる高台の輪と高台の立ち上がりに2重線と少し離れて1本リングも藍柿に用いられています。時代が古くなるほど裏の唐草紋が単純に描かれますが、この器もサラリと書き込まれていて時代を感じます。まだまだ技術が発達途中だった年代の為、高台に3か所の目跡と、数箇所に釉薬が流れたような箇所（黒矢印）や指跡があり古い年代の特徴を備えています。器の歪みはないが座りは少しのガタ付きあり。薄いマットで安定します。年代的に表側全体に小さな振り物があります。ここも技術的にまだ未熟な時代です。約350年前の器なのを理解して入札願います。手に取るだけで当時の時代に思いが馳せます。当時も現代も庶民には手が届かない高値の花で武家や商人達が使用した器と言えます。ホツやニュー、窯傷はありません。丈夫なお皿といった感じは藍柿右衛門と大きく異なります。古い年代を理解して慎重に入札してください。直径１７４ミリ、全高２５ミリ、高台径１００ミリ。骨董品に理解が無い方、新規の方、神経質な方、落札受け取り後3日以内にご連絡出来ない方は入札しないでください。楽しめるオークションを目指して魅力的な古伊万里を順次、出品してゆきます。